6日に開幕したJリーグ。W杯イヤーということもあり、例年以上の盛り上がりが期待されている。近年、Jリーガーの年俸が話題になることはほとんどない。創成期のJリーグはカズ、ラモス、武田など1億円プレーヤーが多数おり、『ジャパンマネー』を目的に世界の名立たる外国人プレーヤーも来日。
だが、98年シーズン限りで横浜フリューゲルスが消滅し、読売新聞社もヴェルディ川崎から手を引いた。以降、Jリーガーの年俸は全体的に低下した。唯一、推定年俸の記載がある日刊スポーツ出版社の『2010年Jリーグプレーヤーズ名鑑』を参考に、先日おこなわれた東アジア選手権・対韓国戦の日本代表スターティングメンバーを見てみよう。
GK 楢崎正剛(33・名古屋グランパスエイト) 9000万円
DF 田中マルクス闘莉王(28・名古屋グランパスエイト) 1億2千万円
長友佑都(23・FC東京) 2500万円
内田篤人(21・鹿島アントラーズ) 4000万円
中澤佑二(32・横浜F・マリノス) 1億2000万円
遠藤保仁(30・ガンバ大阪) 1億1000万円
稲本潤一(30 ・川崎フロンターレ) 8000万円
中村憲剛(29・川崎フロンターレ) 6500万円
大久保嘉人(27 ・ヴィッセル神戸) 8000万円
FW 岡崎慎司(23・清水エスパルス) 3500万円
玉田圭司(29・名古屋グランパスエイト) 5000万円
1億円プレーヤーは3人。長友の2500万円が最も低い。途中出場メンバーでは、横浜F・マリノスとの開幕戦で決勝ゴールを挙げた平山相太(24・FC東京)は2500万円、アシストをした石川直宏(28・FC東京)は3000万円。1億円プレーヤーが続出しているプロ野球界と比べると、相対的に低いようである。